白鬼(読み)しろおに

精選版 日本国語大辞典 「白鬼」の意味・読み・例文・類語

しろ‐おに【白鬼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 白粉をつけた鬼の意 ) 明治の初め頃、酌婦売笑婦をいった語。しろくび。しらくび。
    1. [初出の実例]「誰れ白鬼とは名をつけし、無間地獄のそこはかとなく景色づくり、何処にからくりのあるとも見えねど」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉五)

はっ‐きハク‥【白鬼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しろおに。
  3. 淫売婦異称

はく‐き【白鬼】

  1. 〘 名詞 〙はっき(白鬼)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android