百按司墓(読み)むむぢやなばか

日本歴史地名大系 「百按司墓」の解説

百按司墓
むむぢやなばか

[現在地名]今帰仁村運天

運天うんてん港の後方の崖の中腹にある。方音ではムムヂャナバカ、あるいはムムヂャラバカといい、多数の貴族を葬った墓の意。一帯には北山監守の一族を葬った大北うーにし墓をはじめとする古墓群がある。自然の洞窟を利用した墓で、最も大きな第一墓所から第五墓所まであり、第一から第三墓所までは石垣で囲まれている。かつてはザフン(ヘツカニガキ)の板を組立てた家の形をしており、板の門があり、チニブ(竹製の屋敷囲い)で閉じられていた。墓の内部には複数の木棺が納められており、現在でもおびただしい数の骨が見てとれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む