百様を知りて一様を知らずば争うこと勿れ(読み)ひゃくようをしりていちようをしらずばあらそうことなかれ

精選版 日本国語大辞典 の解説

ひゃくよう【百様】 を=知(し)りて[=知(し)るとも]一様(いちよう)を知(し)らずば争(あらそ)うこと勿(なか)

広く物事通暁していても、知らない事が一つ二つはあるものだから、自説を無理に通すことなく他人意見は聞くべきであるという意。
幸若烏帽子折(室町末‐近世初)「百様をしったりとも一様をしらずばあらそふ事なかれと申たとへの有ぞとよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android