的場中(読み)マトバ ナカ

20世紀日本人名事典 「的場中」の解説

的場 中
マトバ ナカ

明治〜昭和期の鉱山学者 東京帝大名誉教授。



生年
安政3年2月12日(1856年)

没年
昭和8(1933)年3月20日

出生地
伊勢国(三重県)

学歴〔年〕
工部大学校鉱山学科〔明治16年〕卒

学位〔年〕
工学博士

経歴
明治16年工部大学校詰となり、18年助教授。19年東京大学と合併帝国大学工科大学に改称され採鉱及冶金学科助教授となる。27年教授、のち名誉教授。この間、22年冶金学研究のためにドイツ留学、フライブルク鉱山大学で学び、26年帰国した。のち明治専門学校(のちの九州工業大学)校長。33年から磁気探鉱法の研究などを始め新分野開拓。大正5年「明治工業史」の執筆に参加した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「的場中」の解説

的場中 まとば-なか

1856-1933 明治-昭和時代前期の鉱山学者。
安政3年2月12日生まれ。ドイツ留学後,明治27年帝国大学教授となる。のち明治専門学校(現九州工大)校長。磁気探鉱法などの分野を開拓した。昭和8年3月20日死去。78歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。工部大学校卒。名は「あたる」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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