的矢かき(読み)まとやかき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「的矢かき」の解説

的矢かき[水産]
まとやかき

東海地方、三重県の地域ブランド。
志摩半島根本にある的矢湾には、大正時代に牡蠣養殖場が設立され、昭和に入り養殖体制が確立した。志摩半島の山々から運ばれた水によりプランクトンが育てられる。栄養豊かな海水と波の静かな湾内は養殖場として最適。牡蠣の養殖には通常2年〜3年かかるというが、栄養分豊富な漁場環境で育った的矢牡蠣は1年で出荷ができる。貝特有の渋みが少なく甘みも強い。身詰まりの良い牡蠣が生産されている。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「的矢かき」の解説

的矢かき

三重県志摩市、志摩半島の的矢湾で養殖された牡蠣のブランド名。栄養豊かな海水で育ち、紫外線利用による独自の浄化法で浄化された高品質の牡蠣で、県により「三重ブランド」に認定されている。

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