皆朱(読み)カイシュ

デジタル大辞泉 「皆朱」の意味・読み・例文・類語

かい‐しゅ【皆朱】

朱または辰砂しんしゃをまぜて全面を赤く塗りつぶした漆塗りの器物

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精選版 日本国語大辞典 「皆朱」の意味・読み・例文・類語

かい‐しゅ【皆朱】

  1. 〘 名詞 〙 漆塗りの一つ。朱や辰砂(しんしゃ)紅殻(べんがら)を混ぜて全体朱色に塗ったもの。また、その器物。まっかなさまの形容にも用いる。
    1. [初出の実例]「家具風情之事者、皆朱青漆之椀折敷共、済々御所持之上者、不申候」(出典:新撰類聚往来(1492‐1521頃)上)

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