日本歴史地名大系 「皇足穂命神社」の解説 皇足穂命神社すめたるほのみことのじんじや 長野県:長野市新安村皇足穂命神社「延喜式」神名帳水内(みのち)郡九座の一で、九条家本・内閣文庫本では「白玉足穂命神社」と記す。長野市富田(とみだ)(旧新安(あらやす)村)・上水内郡中条(なかじよう)村字宮前(みやまえ)(旧中条村)・長野市吉田(よしだ)(旧吉田村)にそれぞれ同名の神社がある。富田所在の皇足穂命神社は飯縄(いいづな)山頂に奥社があって、その里宮で、保食神を祭神とする。飯縄社と称し、天武天皇二年の勧請といい、飯縄社の所伝により明治四年(一八七一)現在名に改めた。中条村字宮前の皇足穂命神社は倉稲魂命を祭神とし、新安・青木・奈良井・伊折・地京原・千納の旧六ヵ村の産土神で、「長野県神社調」に古くから皇足穂宮と称しており、安永二年(一七七三)現社名に改めたと記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by