家庭医学館 「皮膚サルコイドーシス」の解説
ひふさるこいどーしす【皮膚サルコイドーシス Sarcoidosis】
皮膚のほか、肺、目、骨など全身に特有の肉芽腫(にくげしゅ)ができる病気です。皮膚にできるものは、小さなぶつぶつもあれば大きなかたまりもあります。肺では、両側の肺門(はいもん)リンパ節が腫(は)れ、空(から)せきが出ます。目では、ブドウ膜炎や虹彩炎(こうさいえん)をおこし、視力障害をおこします。
[検査と診断]
原因不明です。診断のために皮膚の一部を切り取り、病理組織検査をします。肺は胸部X線、目は検眼でわかります。
[治療]
あまり必要ありませんが、肺線維症(はいせんいしょう)や視力障害がある場合は副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンを内服します。