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盤菌類 ばんきんるいcup‐fungi

世界大百科事典 第2版の解説

ばんきんるい【盤菌類 cup‐fungi】

子実体(子囊果)が茶わん状の子囊盤となる菌類。子囊菌亜門に分類されている。皿状の子囊盤の内側には裸出した子実層があり,細長い子囊が無数に並んでいる。子囊は一重壁で普通は側糸をもつ。子囊菌類として比較的大型のものが多く,チャワンタケと呼ばれ,キノコといっしょに採集されることが多い。子囊の先端構造に2種があり,先端にキャップ状の弁があって,成熟すると弁が開いて胞子を射出する有弁子囊と,先端が単に縦に裂けるだけの無弁子囊とに分かれる。

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世界大百科事典内の盤菌類の言及

【子囊菌類】より

… 自然界のほとんどあらゆるところに生育して,土壌,植物遺体,落枝葉などにはもちろん,淡水,海水中にまでそれぞれ独特の子囊菌がすんでいる。保護器官が,菌糸が単にとりまいているだけ(球形,閉鎖型)の閉子囊殻形成菌は不整子囊菌類(コウジカビ,マユハキタケなど),菌糸組織としてフラスコ形となり先端の開口部から胞子を分散する子囊殻形成菌は核菌類(アカパンカビ,冬虫夏草),菌糸組織がカップ状となり子囊はカップ内面に裸出して柵状に密生する子囊盤形成菌は盤菌類(チャワンタケ)と大別されている。 子囊菌類が接合菌類や担子菌類と異なる点は,子囊を形成すること以外に,多数の種が有性生殖を行うと同時に無性生殖も行うことであり,無性世代だけを見ると不完全菌の姿に見える。…

※「盤菌類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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