目白科(読み)めじろか

精選版 日本国語大辞典 「目白科」の意味・読み・例文・類語

めじろ‐か ‥クヮ【目白科】

〘名〙 鳥類の一科名。約八〇種が主として旧世界の熱帯から大洋州にかけて分布する。全長一〇~一四センチメートルの小鳥で、尾は短くくちばしは細くてとがる。ほとんどの種が上面は黄緑色か緑色で、下面は白と淡黄色、眼の周囲に白色環がある。樹上性の鳥で、昆虫果実、花蜜を食べる。一般に留鳥で、ふつう小群をなして生活し、他種の鳥と混群になることも多い。日本のメジロは、朝鮮半島から沿海州にかけて分布するチョウセンメジロとともに、この中で最も北に分布し、一部で渡りをするという点で特異な存在である。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android