日本歴史地名大系 「直下村」の解説 直下村そそりむら 石川県:加賀市直下村[現在地名]加賀市直下町刈安(かりやす)山系から流れる直下川の谷間に位置し、西は曾宇(そう)村。地名は、そそり立つ山の真下、また降りそそぐ雨等の意という(加賀志徴)。享禄の錯乱で越前に退いた加州牢人衆が天文元年(一五三二)八月二〇日江沼(えぬま)郡に侵攻した際、「直下」に陣取っている(朝倉始末記)。「北陸七国志」には「惣・曾々利・裾織村」とあるが、裾織(すそおり)は直下と同所という(三州志)。島屋敷(しまやしき)というところにかつての一揆大将の屋敷があったと伝える(江沼志稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by