直説法(読み)チョクセツホウ

デジタル大辞泉の解説

ちょくせつ‐ほう〔‐ハフ〕【直説法】

indicative mood》ヨーロッパ諸語などの文における法の一。話し手が主観的要素を交えずに事実をそのままに述べる語法。一般の叙述文は多くこれに属する。直接法

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大辞林 第三版の解説

ちょくせつほう【直説法】

インド-ヨーロッパ語などの文法での動詞の法の一。事実を事実として述べるもの。 → 仮定法命令法

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精選版 日本国語大辞典の解説

ちょくせつ‐ほう ‥ハフ【直説法】

〘名〙
① (indicative mood の訳語) ヨーロッパ諸語などの文法で、動詞の法の一つ。命令法仮定法に対して、事実の判断をそのままに述べるもの。直接法。
※変形譚(1946)〈花田清輝〉「これはラテン語の動詞ムトオ(変化する)の直説法所相の単数の未来、ムタボオル(私は変化させられるであらう)にすぎないではないか」
② 動詞や形容詞の用法で、命令、疑問、条件付けなどの言い方ではなく、事実をそのまま述べて文を結ぶもの。明治初期、①を日本語にあてはめた文法における用語。〔小学日本文典(1874)〕

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世界大百科事典内の直説法の言及

【法】より

…動詞にみられる文法的カテゴリーの一つで,状況・行為に対する話し手の主観的な心持ちのありよう――願望,可能,義務,命令,さらに疑問,否定など――にかかわる。 たとえば,ラテン語では直説法,接続法,命令法の3種が動詞の形態によって区別される。cantare〈歌う〉を例にとれば,一人称単数・現在・能動の直説法形はcantōであるのに対し,接続法形はcantemである。…

※「直説法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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