仮定法(読み)カテイホウ

精選版 日本国語大辞典 「仮定法」の意味・読み・例文・類語

かてい‐ほう‥ハフ【仮定法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 文法用語。動詞の法の一つ。その動詞の意味する事柄が、仮定ないし要望、願望であることを表わす動詞の形態接続法
    1. [初出の実例]「なにしろ私たちは代数を二次方程式、英語は仮定法、漢文は『十八史略』にさしかかったところで教室から流出してしまった」(出典:青い月曜日(1965‐67)〈開高健〉一)
  3. 算数の問題解法の一つ。未知の数を適当にきめて問題の数量関係をあてはめ、生ずる矛盾を比例関係に基づいて調整する方法。仮説法。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android