相する(読み)ソウスル

デジタル大辞泉 「相する」の意味・読み・例文・類語

そう・する〔サウする〕【相する】

[動サ変][文]さう・す[サ変]物事の姿・ありさまなどを見て、そのよしあし・吉凶などを判断する。また、人相手相家相などを見て占う。「方角を―・する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「相する」の意味・読み・例文・類語

そう‐・するサウ‥【相】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]さう・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 物事の姿や有様をみて、その実体を判定する。鑑定する。見たてる。
    1. [初出の実例]「馬のとしを相するも、はをみてしる也」(出典:名語記(1275)二)
  3. ( 「そうずる」とも ) 人相・家相・地相などをみて、吉凶を判断する。占う。
    1. [初出の実例]「遣〈略〉六位已下解陰陽者合一十三人於大和国、行相山陵之地。為葬天宗高紹天皇也」(出典続日本紀‐延暦元年(782)八月己未)
    2. 「飯室の権僧正のおはしましし伴僧にて、相人の候しを、女房どものよびて、相ぜられけるついでに」(出典:大鏡(12C前)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android