相互作用過程分析(読み)そうごさようかていぶんせき(その他表記)interaction process analysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「相互作用過程分析」の意味・わかりやすい解説

相互作用過程分析
そうごさようかていぶんせき
interaction process analysis

R.F.ベールズが構成した相互作用の組織的観察法。彼は小集団ないし社会集団の相互作用の観察記録のため,(1) 情報や状況規定,(2) 解決法の評価と共通価値体系,(3) 他人への影響,(4) 集団内部の緊張緩和,(5) 最終的な決定への到達,(6) 集団の統制の維持,の6カテゴリーに,それぞれ正の方向,負の方向という2つの側面を考え,合計 12のカテゴリーを構成した。この組合せにより,(a) 正の方向での情緒的反応,(b) 問題の提起 (質問) ,(c) 解決への示唆 (応答) ,(d) 負の方向での情緒的反応という4領域にまとめ,これらのカテゴリーを用いて,小集団内部の相互作用を「だれからだれへ」と記録する。

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