相去遺跡(読み)あいさりいせき

日本歴史地名大系 「相去遺跡」の解説

相去遺跡
あいさりいせき

[現在地名]北上市相去町 高前壇

北上川の支流夏油げとう川によって形成された六原ろくはら扇状地の北扇端部分、標高約九〇メートルに立地する。昭和四八年(一九七三)・四九年の調査により平安時代の竪穴住居跡三六棟・登窯一基・焼土遺構一七基、縄文時代のフラスコピット八基・落し穴状遺構八基が検出された。平安時代の竪穴住居跡の形状は方形長方形で、最大規模五・一×五メートル。竈は北壁・東壁・南壁に造られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android