相撲も立つ方(読み)スモウモタツカタ

デジタル大辞泉 「相撲も立つ方」の意味・読み・例文・類語

相撲すもうかた

自分が見物しているほうから登場する力士を勝たせたいと思うのが人情であるの意。転じて、少しでも自分に関係のあるほうをひいきすること。
「―と手に汗をにぎって見物してゐたれば」〈続狂言記・飛越新発意

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「相撲も立つ方」の意味・読み・例文・類語

すもう【相撲】 も 立(た)つ方(かた)

  1. 自分が見物する側から出た相撲取りに勝たせたいと思うのが人情であるという意から、少しでも関係のある方をひいきすること。すまいも立つ方。
    1. [初出の実例]「さて後生によい名人が蜀より出ると云はば、すまうもたつかたと云程に、我まで面目で有る程に」(出典:四河入海(17C前)二一)

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