相残る(読み)あいのこる

精選版 日本国語大辞典 「相残る」の意味・読み・例文・類語

あい‐のこ・るあひ‥【相残】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「あい」は接頭語 ) 「のこる」の改まった言い方。
    1. [初出の実例]「其の時の宿意相残て、高野、根来(ねごろ)の両寺、動(やや)もすれば確執の心を挿(さしはさ)めり」(出典太平記(14C後)一八)
    2. [その他の文献]〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android