相番う(読み)あいつがう

精選版 日本国語大辞典 「相番う」の意味・読み・例文・類語

あい‐つが・うあひつがふ【相番】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「あい」は接頭語 )
  2. 二つのものが組み合って、対になる。
    1. [初出の実例]「帯刀(たてわき)十人左右に相番(ツガフ)て列を曳く」(出典太平記(14C後)四〇)
  3. 裁判において、相互主張を応酬する。
    1. [初出の実例]「於正応御下知者、或可糺返之由、云番訴陳之篇、或先年被御沙汰、云彼御下知之濫觴、令言上処、円雅失為方申状也」(出典:肥前河上宮古文書写‐元徳四年(1332)正月日・肥前河上社雑掌家邦陳状写)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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