相続く(読み)あいつづく

精選版 日本国語大辞典 「相続く」の意味・読み・例文・類語

あい‐つづ・くあひ‥【相続】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「あい」は接頭語。「つづく」の改まった言い方 )
    1. 次々とあとに従う。継続する。
      1. [初出の実例]「瞿彌(くみ)已に死して後、其の妻相続(ツヅ)いて三宝に施する事同じ」(出典太平記(14C後)三五)
    2. 接し、つながる。長く連なる。
      1. [初出の実例]「稲田桑園相続づく何十里の松本平」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙あいつづける(相続)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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