省する(読み)セイスル

デジタル大辞泉 「省する」の意味・読み・例文・類語

せい・する【省する】

[動サ変][文]せい・す[サ変]
反省する。
「汝謹んで其れ之を―・せよ」〈織田訳・花柳春話
安否を問うために訪れる。親を見舞う。
「其の間二度芳子は故郷を―・した」〈花袋蒲団

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精選版 日本国語大辞典 「省する」の意味・読み・例文・類語

せい‐・する【省】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]せい・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 自分の行ないなどをかえりみる。反省する。
    1. [初出の実例]「此三つを日に三つ省するぞ」(出典:足利本論語抄(16C)学而第一)
  3. 様子を問う。様子を問うために尋ねる。特に、親を見舞う。
    1. [初出の実例]「僕が行って母を省(セイ)する毎に」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三)

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