眇む(読み)スガム

デジタル大辞泉 「眇む」の意味・読み・例文・類語

すが・む【×眇む】

[動マ四]片目が細くなる。また、ひとみが片寄る。
「忠盛目の―・まれたりければ」〈平家・一〉
[動マ下二]すがめる」の文語形

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精選版 日本国語大辞典 「眇む」の意味・読み・例文・類語

すが・む【眇】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 マ行四段活用 〙
    1. 片目が細くなる。一方の目の開きが細くなる。また、片目が見えなくなる。
      1. [初出の実例]「其の後、元帝の一の目眇めり」(出典:今昔物語集(1120頃か)九)
      2. 「野風 色青く、目(ま)あひすがみ」(出典評判記・嶋原集(1655)梅之部)
    2. 一面に片寄っている。
      1. [初出の実例]「人はかたぎありきさまのすがみたらんこそあさましかるへけれ」(出典:咄本・狂歌咄(1672)序)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙すがめる(眇)

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