看貫(読み)カンカン

デジタル大辞泉 「看貫」の意味・読み・例文・類語

かん‐かん〔‐クワン〕【看貫】

品物目方を量ること。明治初め生糸取引の際に、生糸の重量を改めたことからいう。
看貫秤かんかんばかり」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「看貫」の意味・読み・例文・類語

かん‐かん‥クヮン【看貫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物品の量目をはかること。明治のはじめ、横浜で、生糸の貿易商が外国商館に生糸を売りこむとき、商館員が立ち会って分量を改め見たところからいう。〔英和商業新辞彙(1904)〕
  3. かんかんばかり(看貫秤)」の略。
    1. [初出の実例]「計量機(カンカン)に身を載せて 量るは夏のうれひか」(出典:思ひ出(1911)〈北原白秋〉酒の黴)
  4. 競馬で、馬の負担重量をいう。

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