県庄(読み)あがたのしよう

日本歴史地名大系 「県庄」の解説

県庄
あがたのしよう

古代の臼杵郡英多あがた(和名抄)の郷名を継承したとみられ、庄域は現延岡市南部と推定されている。建久図田帳に豊前宇佐宮領一千九一三町のうちとして臼杵郡内に「県庄百三十丁」とみえ、地頭は故勲藤原衛門尉であった。同図田帳の応永二八年(一四二一)二月二七日の追記でも田積は同じで、天文二年(一五三三)八月三日の宇佐宮領注文(到津文書)でも田積は変わらない。当庄は建久図田帳以前にはまったくみえず、逆に平安時代以来、臼杵郡の本庄としてみえていた宇佐宮領臼杵庄が建久図田帳では記載されていないことから、封郡の庄園である臼杵庄から成立したとする説が有力である。故勲藤原衛門尉とは、工藤(伊東)祐経ないし伊東祐時と考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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