真南条村(読み)まなんじようむら

日本歴史地名大系 「真南条村」の解説

真南条村
まなんじようむら

[現在地名]篠山市真南条上まなんじようかみ真南条中まなんじようなか真南条下まなんじようしも

小枕こまくら村の西に位置し、武庫むこ川支流の真南条川が流れる。北にまきヶ峰連山がある。もと南所なんじよ村と称し、のち真南所と改め、文永年間(一二六四―七五)に真南条となり、近世初頭に間南所、慶長年間(一五九六―一六一五)に再び真南条に復したという(「文永古記」酒井家文書)。慶長一三年の多紀郡桑田津之国帳に真南条村とみえ、高九〇〇石余。正保郷帳では「真南所村」として田高六九九石・畠高二〇一石。元禄郷帳では真南条村とあり、高九〇七石余とあるが、承応二年(一六五三)三ヵ村に分割したという。「丹波志」に酒井さかい庄のうちとして真南条上・真南条中・真南条下がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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