真島正市(読み)マジマ マサイチ

20世紀日本人名事典 「真島正市」の解説

真島 正市
マジマ マサイチ

大正・昭和期の応用物理学者 東京大学名誉教授;慶応義塾大学名誉教授;元・東京理科大学学長。



生年
明治19(1886)年12月15日

没年
昭和49(1974)年4月28日

出生地
香川県

学歴〔年〕
東北帝大理科大学物理学科〔大正3年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔大正9年〕

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞〔昭和22年〕「高速衝撃破壊とこれに関する二三研究」,文化功労者〔昭和40年〕

経歴
大正6年東京帝大工科大講師、9年助教授となり応用物理学講座担当。12年理化学研究所主任研究員として真島研究室開設。昭和2〜4年欧州留学、10年東京帝大教授。学術研究会議会員、東海電極研究所長も務め、22年定年退官。22〜36年慶大工学部教授。この間、日本学術会議会員、25年日本学士院会員。30〜41年東京理科大学長。このほか21年応用物理学会初代会長日本金属学会、精機学会各会長も務めた。著書に「応用物理学実験法」(共著)、「電気物理学実験法」「熱学」「計測法通論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真島正市」の解説

真島正市 まじま-まさいち

1886-1974 大正-昭和時代の応用物理学者。
明治19年12月15日生まれ。昭和10年東京帝大教授。大正12年より理化学研究所主任研究員をかねた。のち慶大教授,東京理大学長。摩擦,衝撃,振動などの物理現象を研究。応用物理学会初代会長,日本金属学会,精機学会の会長をつとめる。昭和22年学士院賞。40年文化功労者。昭和49年4月28日死去。87歳。香川県出身。東北帝大卒。著作に「電気物理学実験法」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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