真性寺(読み)しんしようじ

日本歴史地名大系 「真性寺」の解説

真性寺
しんしようじ

[現在地名]豊島区巣鴨三丁目

医王山東光とうこう院と号し、真言宗豊山派。創立年代は未詳であるが、元和元年(一六一五)祐遍が中興したとされる。元禄年間(一六八八―一七〇四)頃から田端たばた(現北区)東覚とうがく末寺であったが、正徳元年(一七一一)に京都仁和寺末となり(寺社備考)、明治三三年(一九〇〇)豊山派総本山長谷はせ(現奈良県桜井市)の末寺となった。御府内八十八ヵ所の第三三番札所で、本尊の木造薬師如来坐像は秘仏とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android