真成(読み)しんせい

精選版 日本国語大辞典 「真成」の意味・読み・例文・類語

しん‐せい【真成】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 偽りやごまかしのない本当のこと。また、そのさま。真実。真誠
    1. [初出の実例]「真成不是厭蛾眉、暫為竜媒愛姫」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)愛妾換馬)
    2. 「邪悪の心に役使せらるるものをこそ、真成(〈注〉ホントウ)の奴隷と名づけて」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)
    3. [その他の文献]〔王昌齢‐長信秋詞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「真成」の読み・字形・画数・意味

【真成】しんせい

まことに。唐・王昌齢〔長信(宮)の秋詞、五首、四〕詩 眞命かと、久しく思す 君王に見(まみ)えて、覺めて後疑ふ

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