真菌性髄膜炎(読み)しんきんせいずいまくえん(その他表記)Mycotic Meningitis

家庭医学館 「真菌性髄膜炎」の解説

しんきんせいずいまくえん【真菌性髄膜炎 Mycotic Meningitis】

[どんな病気か]
 がん、白血病(はっけつびょう)、エイズ悪性リンパ腫(しゅ)、重症糖尿病(じゅうしょうとうにょうびょう)、臓器移植後などで免疫機能(めんえききのう)が低下している人に、クリプトコッカス、カンジダアスペルギルスなどの真菌(かび)が感染しておこる髄膜炎です。まれに健康な人にもおこることがあります。クリプトコッカスによる髄膜炎が全体の80%を占めます。
[治療]
 抗真菌薬で治療しますが、基礎疾患(髄膜炎をおこす原因となった病気)によって予後が左右されます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

世界大百科事典(旧版)内の真菌性髄膜炎の言及

【髄液】より

…髄液の外見や細胞成分も重要で,脳内出血では血性となるが,乏血性梗塞(こうそく)ではならない。また化膿性髄膜炎では好中球がより増加し,ウイルス性あるいは真菌性髄膜炎ではリンパ球がより増加する。またこれらの病原体を同定できることもあり,脳腫瘍や髄膜癌腫症などでは腫瘍細胞が検出されることがある。…

※「真菌性髄膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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