真言寺(読み)しんごんじ

日本歴史地名大系 「真言寺」の解説

真言寺
しんごんじ

[現在地名]函館市船見町

函館山北西山麓にある天台宗寺院。本尊大日大聖不動明王。「北海道志」巻一〇によると清光せいこう院と号し、文久元年(一八六一)に寛純が天神てんじん町に建立、明治六年(一八七三)だい町に移ったという。「寺院沿革誌」は箱館奉行竹内保徳が市之渡いちのわたり(現大野町)などの金山発掘を目的に、その祈願所として寛純を開山一宇を造立したのに始まるとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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