真言寺(読み)しんごんじ

日本歴史地名大系 「真言寺」の解説

真言寺
しんごんじ

[現在地名]函館市船見町

函館山北西山麓にある天台宗寺院。本尊大日大聖不動明王。「北海道志」巻一〇によると清光せいこう院と号し、文久元年(一八六一)に寛純が天神てんじん町に建立、明治六年(一八七三)だい町に移ったという。「寺院沿革誌」は箱館奉行竹内保徳が市之渡いちのわたり(現大野町)などの金山発掘を目的に、その祈願所として寛純を開山一宇を造立したのに始まるとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android