精選版 日本国語大辞典 「清光」の意味・読み・例文・類語 せい‐こう‥クヮウ【清光】 〘 名詞 〙 きよらかな光。特に、月の光をいう。[初出の実例]「秋夜待レ月、纔望二出レ山之清光一」(出典:菅家文草(900頃)五・早春、観賜宴宮人、同賦催粧)[その他の文献]〔沈約‐詠月詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清光」の解説 清光(1) きよみつ ?-? 鎌倉時代の漆工。正和(しょうわ)4年(1315)比叡山(ひえいざん)鎮守日吉(ひよし)神社の神輿(しんよ)の造り替えに参加した。上七社の神輿7基をつくった漆工として,清光以下13名が,西園寺公衡(さいおんじ-きんひら)の日記(「公衡公記」)にしるされている。 清光(4) きよみつ ?-1687 江戸時代前期の刀工。加賀石川郡笠舞(かさまい)村(金沢市)に居住。金沢藩の救済小屋(窮民収容所)で鍛刀に従事したという。貞享(じょうきょう)4年死去。姓は辻村。通称は長兵衛。 清光(3) きよみつ ?-? 江戸時代前期の刀工。加賀金沢に居住。承応(じょうおう)3年(1654)の作がある。銘は「播磨大掾(はりまのだいじょう)藤原清光」など。姓は辻村。通称は長左衛門,次郎九郎。 清光(2) きよみつ ?-? 室町-戦国時代の刀工。加賀石川郡泉村(金沢市)の藤島(友重(ともしげ))系刀匠。明応3年(1494)銘の作がある。同名は数代におよび,江戸時代末期までつづいた。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例