真証(読み)しんしょう

精選版 日本国語大辞典 「真証」の意味・読み・例文・類語

しん‐しょう【真証】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 疑う余地のないあかし。ほんとうの証拠
    1. [初出の実例]「就中その心志、尤(もっとも)恒久忍耐にして、真証実験(〈注〉ホントウノショウコ)を求むるを以て務とし」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐上〕
  3. 真実の悟り。証果
    1. [初出の実例]「沈没於愛欲広海、迷惑於名利大山、不定聚之数、不真証之証、可恥可傷矣」(出典:教行信証(1224)三)
    2. 「古人云ふ、真証の処に至らんと思はば、直に目前を識得せよ」(出典:大応国師法語(1308頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む