真野安通(読み)まの やすみち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真野安通」の解説

真野安通 まの-やすみち

1730-1797 江戸時代中期の有職(ゆうそく)家。
享保(きょうほう)15年9月28日生まれ。尾張(おわり)名古屋藩の有職家真野安代(やすのり)の子。家学をおさめ,江戸の伊勢貞丈(さだたけ)の門にまなぶ。甲冑の故実にくわしく,みずから甲冑を製作した。寛政9年7月20日死去。68歳。通称は文左衛門,小七郎。号は是翁(ぜおう)。名は安道とも。著作に「甲冑製作全書」など。

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朝日日本歴史人物事典 「真野安通」の解説

真野安通

没年:寛政9.7.20(1797.8.12)
生年:享保15.9.28(1730.11.8)
江戸中期の有職故実家。没年に異説あり。安道とも書く。通称,小七郎,文左衛門。号は是翁。尾張(名古屋)藩故実家与左衛門安代の子。家学を継承して真野流と称す。江戸に出て伊勢貞丈に入門した。甲冑の故実に精通して,みずからも甲冑を製作した。<著作>『糸打方図註秘訣』『甲冑製作全書』『古伝甲冑故実』

(白石良夫)

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