…1949年文筆に専念,《イエスの裔》(1952)で第26回直木賞を受けた。しかしよく知られるようになるのは56年に筆を起こす《眠狂四郎無頼控》(1956‐58)からであり,伝奇性に富んだ時代ロマンの書き手として一時代をつくった。〈眠狂四郎〉シリーズのほかに《剣は知っていた》(1956‐57),《柴錬立川文庫》,《図々しい奴》(1960‐61)など話題作も多く,《英雄ここにあり》で1970年第4回吉川英治文学賞を受けた。…
※「眠狂四郎無頼控」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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