
(く)。
は〔説文〕四上に「左右
するなり」とあるように、目を見張ってみまわす意。瞿はおそらく鳥の状態によって卜う鳥占(とりうら)の俗を示すものであろう。おどろくさまを瞿・瞿瞿といい、人の心情に移して懼という。
・衢・懼・
など九字を収める。
・衢は行動に関する字、懼・
はその心情に関する字であり、瞿が古く鳥占を示す字であったことが知られる。
ること遽(には)かなる皃なり」とあり、瞿の状態をいう語。懼giua、遽giaも声義近く、一系の語とみてよい。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国から独立したベトナム最初の皇帝であるディン・ボ・リン(丁部領)が,即位に際して国号として定め,その後,前レ(黎)朝(981‐1009),リ(李)朝初めまで用いられたが,1054年,リ・タイ・トン(李太宗)によりダイベト(大越)と改められた。ベト(越)は華南以南の地域名称であるが,コ(瞿)については諸説あり,ベトナム語のコ(〈突出した〉の意)とするのが有力である。【桜井 由躬雄】。…
※「瞿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...