矢加部アキ(読み)ヤカベ アキ

20世紀日本人名事典 「矢加部アキ」の解説

矢加部 アキ
ヤカベ アキ

大正・昭和期の染織工芸家



生年
明治28(1895)年10月10日

没年
昭和44(1969)年5月22日

出生地
福岡県三潴郡大木町笹淵

主な受賞名〔年〕
黄綬褒章〔昭和36年〕

経歴
幼少から絣製作に親しむ。大正6年農家の二男六郎を婿養子に迎えてからは、農業の傍ら行商をして、5年間で機械機具を揃えた。久留米絣業界が盛んになるにつれ手くびり機織に励み、戦時中の中断を経て、戦後巧緻な絣作りに打ち込んだ。昭和31年久留米絣が重要無形文化財指定となり、翌年夫は藍建、妻は手くびりの手織技術保持者として認定された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「矢加部アキ」の解説

矢加部アキ やかべ-アキ

1895-1969 大正-昭和時代の機織り師。
明治28年10月10日生まれ。久留米絣(がすり)の手くびり機織りにはげむ。昭和32年久留米絣が重要無形文化財の指定をうけ,その技術保持者代表に認定された。夫六郎は藍建で認定。昭和44年5月22日死去。73歳。福岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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