矢原神社(読み)やばらじんじや

日本歴史地名大系 「矢原神社」の解説

矢原神社
やばらじんじや

[現在地名]穂高町大字穂高 矢原

矢原の中央、南向きに位置しており、前面橋爪はしづめ、後背に東村西村・中村・北村集落がある。祭神は天照大神。

元禄一一年(一六九八)の穂高組村々寺社御改帳(等々力一茂氏蔵)明神とあるが、これより先、元禄二年在銘の狛犬寄進木札には「神明宮、伊勢神明宮」とある。宮沢のことを柏原かしわばら地籍では、神明沢しんめいざわ(地字)といっており、また、文政一二年(一八二九)の借地証文に「神明宮」の地字のみられることなどから、矢原御厨時代からの神明宮であったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android