矢色(読み)ヤイロ

デジタル大辞泉 「矢色」の意味・読み・例文・類語

や‐いろ【矢色】

放たれて、飛んでいく矢の勢い
「切って放したる―、弦音つるおと弓倒し」〈太平記一二

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精選版 日本国語大辞典 「矢色」の意味・読み・例文・類語

や‐いろ【矢色】

  1. 〘 名詞 〙 飛んで行く矢の勢い。また、その勢いのするどさ。
    1. [初出の実例]「切て放(はなし)たる矢色(ヤイロ)弦音・弓倒(ゆんたを)し、五善何れも逞く勢有て、矢所(やつぼ)一寸ものかず」(出典:太平記(14C後)一二)

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