矢部友衛(読み)やべ ともえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

矢部友衛 やべ-ともえ

1892-1981 大正-昭和時代の洋画家。
明治25年3月9日生まれ。パリでドニにまなび,キュビスムの影響もうける。二科展に出品し,前衛派のアクションに参加。昭和4年日本プロレタリア美術家同盟を創立し,委員長。19年よりシリーズ「農民百態」にとりくんだ。昭和56年7月18日死去。89歳。新潟県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品に「労働葬」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典内の矢部友衛の言及

【キュビスム】より

抽象芸術 日本におけるキュビスムの受容は1915年ごろに始まり,東郷青児,万鉄五郎らの作品にまずその反映がうかがえる。20年代に入ると,矢部友衛,古賀春江,黒田重太郎,川口軌外,坂田一男と,なんらかの形でキュビスムあるいはそれに類する様式を取り入れる画家はその数を増し,ひとつの流行の観を呈した。しかし彼らはキュビスムと未来派,あるいはキュビスムから派生したピュリスムや抽象的傾向を厳密に識別していたわけではなく,またそれぞれの理念を理解していたわけでもなかった。…

※「矢部友衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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