知念グスク(読み)ちねんぐすく

日本歴史地名大系 「知念グスク」の解説

知念グスク
ちねんぐすく

[現在地名]知念村知念

上知念田原ういーちにんたばる・クルク原にある。知念杜グスクともいう。国指定史跡。歴代の知念按司の居城と伝える。琉球石灰岩丘陵台地の標高約一〇〇メートルの段丘部に位置し、南東から西側は断崖絶壁になっている。連郭式のグスクで古城くーぐすく新城みーぐすくとよばれる二つの郭から構成されている。城門と周辺の石垣の一部は修復されている。発掘調査は行われていない。古城は岩山部分を高さ一―二メートルの野面積みの石垣によって囲った郭であるが、ここには平坦面もなく、内部施設がみられない。一方、古城の西の一段低い場所にある新城は切石を使用した高さ三―四メートルの石垣が巡り、アーチ門形式の正門と裏門が設けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 礎石 染付 青磁

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む