知性改造論(読み)ちせいかいぞうろん(その他表記)Tractatus de intellectus emendatione, et de via, qua optime in veram rerum cognitionem dirigitur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「知性改造論」の意味・わかりやすい解説

知性改造論
ちせいかいぞうろん
Tractatus de intellectus emendatione, et de via, qua optime in veram rerum cognitionem dirigitur

オランダの哲学者バルフ・ド・スピノザの著。 1661年頃書かれ,著者の死後,77年に遺稿集のなかに収められ出版された。全自然すなわち神との合一を至上の幸福とし,そのためになすべき知性の浄化,改善を主題とする方法論の書。直観のなかに理論的理性の限界を越えて神をとらえる能力を認め,神の観念より出発し,ほかのすべてをそこから演繹する方法を真の方法としている。ここに示された多くの思想は『エティカ』 (1675) へと発展している。

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