知解・智解(読み)ちかい

精選版 日本国語大辞典 「知解・智解」の意味・読み・例文・類語

ち‐かい【知解・智解】

〘名〙 知識の力でさとること。また、さとったもの。ちげ。
※報恩録(1474)下「尿屎散て、たぢたぢと立た孩児走(さう)よ何の知解が走ぞ」
風俗小説論(1950)〈中村光夫〉近代リアリズムの発生「外国文学に対する知解の不完全といふやうな問題ではなく」 〔礼記疏‐学記〕

ち‐げ【知解・智解】

〘名〙 (「げ」は「解」の呉音) 智慧による理解力。智慧によってさとること。ちかい。
愚管抄(1220)七「惣じて僧も俗も今の世を見るに、智解のむげにうせて学問と云ことをせぬなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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