石井英子(読み)イシイ ヒデコ

20世紀日本人名事典 「石井英子」の解説

石井 英子
イシイ ヒデコ

昭和・平成期の実業家 本牧亭会長。



生年
明治43(1910)年12月15日

没年
平成10(1998)年6月7日

出生地
東京・上野

学歴〔年〕
東京府立第一高女(現・都立白鷗高)

主な受賞名〔年〕
エイボン女性功績賞(第11回)〔平成1年〕,松尾芸能賞功労賞(第11回)〔平成2年〕

経歴
東京・上野の寄席・鈴本の経営者の娘に生まれ、名人曲芸師の春本助次郎と結婚。夫の死後の昭和23年鈴本から少し離れた場所に本牧亭をオープン、47年の改築まで席亭(経営者)をつとめ、日本で唯一の講談寄席として人気を得る。58年には本牧亭が第14回芸術祭奨励賞を受賞。平成2年本牧亭廃業。のち文京区湯島に小規模の本牧亭を開業。また安藤鶴夫直木賞受賞作巷談本牧亭」のモデルとしても知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石井英子」の解説

石井英子 いしい-ひでこ

1910-1998 昭和-平成時代の寄席経営者。
明治43年12月15日生まれ。東京上野の寄席鈴本の経営者の娘。曲芸師春本助次郎と結婚し,昭和17年に死別。23年父の援助で鈴本の近くに本牧(ほんもく)亭をひらき,47年まで席亭をつとめた。平成2年閉鎖したが,4年上野池之端の料理店本牧亭で再開。平成10年6月7日死去。87歳。府立第一高女卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「石井英子」の解説

石井 英子 (いしい ひでこ)

生年月日:1910年12月15日
昭和時代;平成時代の寄席経営者
1998年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android