石光真人(読み)イシミツ マヒト

20世紀日本人名事典 「石光真人」の解説

石光 真人
イシミツ マヒト

昭和期の新聞人 日本ABC協会専務理事。



生年
明治37(1904)年7月26日

没年
昭和50(1975)年8月22日

出生地
東京

学歴〔年〕
早稲田大学〔昭和5年〕卒

主な受賞名〔年〕
毎日出版文化賞〔昭和33年〕「城下の人」

経歴
昭和6年東京日日新聞社に入ったが、13年芝浦工作機械に転じ、17年日本新聞会考査課長、20年日本新聞連盟用紙課長。21年日本新聞協会に入り用紙課長、総務部長、業務部長を経て35年日本ABC協会事務局長、38年専務理事となり、日本の新聞雑誌部数公査制度を確立させた。50年顧問。父の石光真清(明治の軍事探偵)の自伝的手記「城下の人」「曠野の花」を出版、33年毎日出版文化賞を受賞した。編著書に「ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石光真人」の解説

石光真人 いしみつ-まひと

1904-1975 昭和時代の新聞人。
明治37年7月26日生まれ。石光真清(まきよ)の子。昭和6年東京日日新聞社(現毎日新聞社)に入社。17年日本新聞会考査課長。35年日本ABC協会事務局長,38年から専務理事として新聞・雑誌の部数公査制度の確立につくした。父の遺稿4部作のほか,柴五郎の手記を「ある明治人の記録」として刊行。昭和50年8月22日死去。71歳。東京出身。早大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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