日本歴史地名大系 「石切所村」の解説 石切所村いしきりどころむら 岩手県:二戸市石切所村[現在地名]二戸市石切所馬淵(まべち)川を挟んで福岡(ふくおか)村と対する。上黒沢(かみくろさわ)に館跡があり、栃木館・蝦夷館などとよばれたというが館主は不明(管轄地誌)。江戸時代には石臼の産地として知られ(邦内郷村志)、地名はこれに由来する。浄法寺(じようぼうじ)街道が東端を通り、馬淵川の渡場があった(同書)。元和七年(一六二一)盛岡藩二代藩主南部利直が、当村の一四六石余を櫛引(くしひき)八幡宮(現青森県八戸市)に寄進している(新撰陸奥国誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by