石場村(読み)いしばむら

日本歴史地名大系 「石場村」の解説

石場村
いしばむら

[現在地名]福知山市字石場

和久わく川の支流石場川両側の台地上と、村の南部を東西に走る佐治さじ街道(豊住街道)に沿って集落がある。高二〇六石、福知山藩(丹波志)

福知山藩の二大一揆の一、享保一九年(一七三四)強訴は、石場村の先庄屋本田又左衛門、ほり村の庄屋横山佐次兵衛が中心となり、豊富とよとみ郷・なん郷および夜久やく(現天田郡夜久野町)などの農民を結集し、主として減税を要求したものであった。強訴は農民側の要求を大略藩が認めて終息したが、一一年目の延享元年(一七四四)に至って首謀者の検挙・裁判が行われた。これにより又左衛門が発頭人と決定されたが、又左衛門は判決が下りる前に病死した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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