デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石岡繁雄」の解説 石岡繁雄 いしおか-しげお 1918-2006 昭和-平成時代の登山家。大正7年1月25日カリフォルニア州生まれ。旧制三重県立神戸中学のメンバーで岩稜会を創立。昭和22年穂高屏風岩正面壁を初登攀(とうはん)。のち鈴鹿工専教授。30年弟若山五朗の前穂高遭難死を契機にナイロンザイルの欠陥を追及,12年後に通産省に安全基準をつくらせた。このナイロンザイル事件に想をえた作品が井上靖「氷壁」。59年石岡高所安全研究所を設立。平成18年8月15日死去。88歳。名大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例