石峰山
いしみねやま
若松区の藤木地区と小石地区の境にある山。標高三〇二・六メートル。名称は山上に大石があることに由来し、島郷で第一の高山として知られた(続風土記)。当山を中心に西方の岩尾山(二二一・一メートル)・弥勒山(一九四メートル)、東方の高塔山(一二二メートル)などと合せて石峰山塊を形成する。南斜面八合目付近には文化六年(一八〇九)幕命で福岡・佐賀両藩が筑前と豊前に設けた烽火台の一つが置かれたが(地理全誌)、天候や交通手段の問題があり、同一三年に廃止された(新訂黒田家譜)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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