石川確治(読み)イシカワ カクジ

20世紀日本人名事典 「石川確治」の解説

石川 確治
イシカワ カクジ

明治〜昭和期の彫刻家



生年
明治14(1881)年8月8日

没年
昭和31(1956)年2月14日

出生地
山形県

別名
号=方堂

学歴〔年〕
東京美術学校彫刻科〔明治38年〕卒

経歴
明治41年第2回文展出品の「花の雫」が初入選。大正9年第2回帝展から無鑑査、11年第4回展から審査員となった。帝展改組の昭和10年、小倉右一郎、日名古実三ら旧帝展第3部(彫刻)無鑑査級の有志と反帝展を唱え、第3部会を結成した。15年同会は国風彫塑会と改称されたが、戦争中解散、戦後は日展に属して出品依嘱者となる。木彫「女性」「安宿媛像」、塑像「呉秀三博士像」などが代表作。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川確治」の解説

石川確治 いしかわ-かくじ

1881-1956 明治-昭和時代の彫刻家。
明治14年8月8日生まれ。石川光明娘婿。明治41年第2回文展で「花の雫(しずく)」が初入選。大正11年から帝展審査員。昭和10年第三部会(のち国風彫塑会)を結成。昭和31年2月14日死去。74歳。山形県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。号は方堂,三山子。作品に木彫「女性」,塑像「呉(くれ)秀三博士像」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android