石州銀(読み)セキシュウギン

デジタル大辞泉 「石州銀」の意味・読み・例文・類語

せきしゅう‐ぎん〔セキシウ‐〕【石州銀】

石見大森銀山で製造された灰吹き銀。江戸前期に石見を中心に通用した領国貨幣

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精選版 日本国語大辞典 「石州銀」の意味・読み・例文・類語

せきしゅう‐ぎんセキシウ‥【石州銀】

  1. 〘 名詞 〙 戦国末期から江戸初期にかけて、石見国(島根県西部)の大森銀山で造られた銀判。目方不定で秤量貨幣として使用された。形状楕円形で、長門国山口県)の萩銀に似ているが、表面がややざらざらしている。〔経済纂要(1736‐38)〕

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